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水の安全を守る仕事ってなあに?
- 取材協力/
- 株式会社フソウ
蛇口からあたりまえに出てくる水道の水。
みんなが安心して、安全な水を使うことができるのはどうしてか考えたことありますか?
私たちの生活になくてはならない水の安全を守る仕事について教えてもらいました。
- 答え:
- 生活で使う水をきれいにしたり、たくさん降った雨の流れをうまく操ることで人々の生活を支えているんだよ。
水道の水はどこからやってくるの?
水道は、さまざまな形であらゆる場所に張りめぐらされています。なかでも私たちの生活に深く関わっているのが、「上水道」と「下水道」です。雨や雪が降ってダムやため池などの貯水池に貯められた水は、取水ぜきから導水路を通り、浄水場へ運ばれます。そこでゴミや汚れなどを取り除かれ、みんなが安心して使えるきれいな水に変えられます。その水は送水管を通り、配水池から学校や家庭などに届けられます。
一方、私たちが使用した汚水(汚れた水)は、下水管を通り下水処理場できれいな水となって川や海に戻されます。普段何気なく使っている水は、自然界のメカニズムと、水をきれいにするさまざまな施設が一つの輪になり、循環しながら私たちの生活を支えています。
水の環境を整えるエンジニアはどんなことをしているの?
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最新の技術を活用
建物の中にある配管やポンプなどすべての三次元モデルと図面を融合させることで、より分かりやすく現場を再現でき、たくさんの情報を効率よく管理できます。
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学びと経験が生きる
学生時代に建築と環境に関する知識を学んだことで、水インフラと併せてより良い社会へと導く空間づくりを提案することができます。
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仲間と協力
推進部のリーダーとして社内外の人たちとのコミュニケーションをとり、デジタル関連技術などを、チーム全員で理解度を高める努力をしています。
下水処理場の役割
下水処理場では、排水中に含まれる汚れを、顕微鏡でしか見られないごく小さな生き物(微生物)が分解したり、体に付着させたりして水をきれいにします。また、処理の時に出る汚泥(ドロ)を肥料として活用したり、燃やしてセメントの原料にするなど再利用されています。
ソリューションデザイン事業部 デジタル推進部長
相谷 明宏さん
相谷さんが中学生のころ、1994年(平成6)の大渇水時に起きた給水制限など、不便な生活や節水に取り組んだ経験をきっかけに、水の環境を支えている「フソウ」への就職を志しました。安心・安全な水を地域に届けるために、縁の下の力持ちとなって働いています。
技術を駆使し、水の環境を支える
香川県は讃岐山脈に囲まれ、そこから流れてくる河川の勾配は急で長さも短くなっています。昔から晴れの日が多く、雨量も少ない気候であることから水不足に悩まされてきました。満濃池を代表とするため池を多く作ることで節水をしながら農業を営んできました。そんな香川県で誕生したフソウは、水道施設に一貫して携わることで香川の水の安全を支えてきました。安全な水があってこそ、農業や工業といった経済活動もできるため、最新のデジタル技術を使ってより安全な水づくりに努めています。
フソウテクノセンター
株式会社フソウ 管理本部
人事部 人材開発課長
六車 明さん
電気やガス、水道などの生活を支えるインフラは、人々が安心して生活する上では欠かせません。なかでも水は「命」を守るために必要であり、飲み水を作る浄水場、汚れた水をきれいにする下水処理場といった社会を下支えするインフラに関する仕事は、人々が生きている限りなくなりません。デジタル技術やAIといった最新科学を取り入れ、これからのみなさんの暮らしをもっと豊かにするべく、私たちフソウは誇りを持ちながら毎日仕事に取り組んでいます。
香川県高松市郷東町792-8
フソウテクノセンター
tel.087-881-0210
このお仕事に役立つ教科