- HOME
- 安心できる社会を支えるお仕事
- 国土交通省 四国地方整備局
災害に強い地域づくりをする仕事ってなあに?
- 取材協力/
- 国土交通省 四国地方整備局
近年、台風や集中豪雨などによる災害が、全国各地でたくさん発生しています。
また首都直下型や南海トラフ地震などの巨大地震の発生による災害も心配されています。
それらの災害から地域を守るために、どのような仕事をしているのでしょう。
- 答え:
- 生活の移動や物資の運搬に欠かせない主要な道路、河川、港湾などを災害に負けないような備えを行い、大規模な災害が発生した時は対応できるようにしているよ。
日本で起こる災害にはどんなものがあるの?
地震、津波
四国地方に大きな影響を与えると心配されているのが「南海トラフ巨大地震」です。今後30年以内に発生する確率が70%~80%と予測されており、最大クラス震度6強から震度7の強い揺れを四国全域で発生すると考えられています。また地震によって巨大津波が襲ってくると想定されています。
台風、洪水、土砂災害
毎年のように全国で、風水害が発生しています。なぜ、日本でこんなにも風水害が多いのかというと、世界と比べて降水量が多く、地球温暖化の影響で、強い雨が降る回数が増えているからです。また、地形的にも平野部に多くの人が住んでおり、洪水被害を受けやすい地形でもあります。さらに山間部では、地形が急峻であるため、土砂災害も発生しています。
他にも火山災害、雪害などがあり、ひとたび災害が発生すると、大きな被害につながります。
自然災害への地域の備えは?
四国地方整備局では、大規模な災害に備えて、洪水を防ぐための堤防や災害発生時にも通行できる道、地震にも強い港を作っています。
また災害発生時に対応ができるように、地震や洪水の発生を想定した訓練を行っています。
災害後の強い味方! TEC-FORCE(テックフォース)
A. 全国の地方整備局を主体に任命されている「緊急災害対策派遣隊」のこと。被災地でいち早く復旧に対応するためのスペシャリストの集団です。地震や台風など大規模な自然災害が発生した時に、地元の自治体職員だけでは対応が難しい場合に、真っ先に被災地に出向いて技術的な支援を行います。
A. ヘリコプター、ドローンなどを利用し、被災地の状況把握や調査にあたります。また大雨で浸水したエリアではポンプ車で排水をしたり、災害現場では、照明車を派遣し、夜間の明かりを提供して、復旧の手助けをします。
「香川県は安全」ではなく、災害に備える危機意識を高めよう
最近で香川県に大きな被害をもたらしたのは、2004(平成16)年10月に起きた台風災害です。大規模な高潮災害や県内各地で、河川の氾濫による床上浸水や土砂災害による家屋への被害が発生しました。「香川県は自然災害が少なく住みやすい」といった声をよく聞きます。しかし、このような災害はいつ起きてもおかしくありません。「備えあれば憂いなし」ということわざがあるように、常に避難経路や、災害に備える意識を高めましょう。
見学できます
国土交通省 四国地方整備局
災害対策マネジメント室 調整係長
綾井 達也さん
国土交通省四国地方整備局の仕事は、みんなが安心して住むことができるまち、災害に負けない強いまちづくりを目指し防災の準備を行っています。その中でも私の仕事は、大規模災害に備えるための事前行動計画の作成や防災関係機関との連携、災害被災地へのTEC-FORCEの派遣などの仕事を行っています。災害が発生した時は、自治体と連携し、被災地を的確に支援をして、みんなや家族がいつでも笑顔でいられるように、私たちは一生懸命に仕事を頑張っています。
香川県高松市サンポート3-33 高松サンポート合同庁舎
tel.087-811-8308
取材協力/国土交通省 四国地方整備局
大雨や台風などから人々の命を守る!日々奮闘するお父さん 香川
このお仕事に役立つ教科
VISIT おしごとを見学しよう!
国土交通省 四国地方整備局
学校や地域の公民館、会社などに講師が出向いて、事業や施策について最新の情報を交えながら分かりやすく伝える「出前講座」を行っています。さらに「工事現場等見学ガイド」では、四国4県ごとに見学可能なダムや橋などの工事現場を見ることができ、インフラ施設の大切さを体感できます。
◆開催場所◆対象年齢・定員◆開催日時◆予約/出前講座、工事現場等見学ガイドのHPを要確認
◆料金/無料
tel. | 087-811-8308 |
---|---|
fax. | 087-811-8408 |
担当:四国地方整備局
企画部 企画課
高松市サンポート3-33