安心できる社会を支えるお仕事

「高速道路のお医者さん」ってどんな人?

取材協力/
西日本高速道路エンジニアリング四国株式会社

「高速道路のお医者さん」ってどんな人?

お父さんやお母さんの運転で高速道路を利用して旅行したことあるかな?
暮らしを便利にする高速道路ですが、安全で快適に車が走れるのはどうしてなのでしょう。
高速道路を守り、支えている「高速道路のお医者さん」に話を聞きました。

答え:
目的地まで安心してたどり着けるように、道路を点検して直す陰の立役者だよ。

安心して利用できる高速道路の秘密とは?

高速道路も人間の体と同じように、長年使っているといろいろなところが傷んできます。
そこで最新鋭の診断技術を使って、悪くなったところを探して健全な状態に直し、安全・安心で快適な高速道路となるように、さまざまな知識を持った人たちがいろいろな仕事をしています。

安全を守る

高速道路を守るエンジニアさんはどんなことをしているの?

高速道路のメンテナンスはお任せ! 縁の下の力持ちとして頑張ってるよ!

土木技術者 森 有紗さん

舗装補修工事とのり面補修工事の施工管理業務を担当しています。点検で、傷んだところが見つかり直すところが決まると、工事費用の計算や図面を作成し、工事を発注します。工事は、高速道路を片側車線を規制して行うため、安全管理も重要な任務です。「道づくり」を通して、みなさんが安全に走行しているのを見ると嬉しいです。

土木技術者 森 有紗さん

土木技術者 米原 みさとさん

高速道路を健全な状態に維持するために、路面清掃や伸びた木の枝や草を刈る作業計画と管理をする業務を担当しています。計画した作業を一日も早く進められるように、いつどのような作業をするかの調整や、どのくらいお金が必要になるのかの計算もしています。みなさんが安心して気持ちよく走れるよう、縁の下の力持ちとして高速道路を守り支えています。

土木技術者 米原 みさとさん

高速道路を長生きさせる最新鋭の技術が!

人間は体温を測って体調の目安にしますが、この最新鋭の「Jシステム」は、赤外線カメラを使って、離れた場所からコンクリートの温度を測ることで、コンクリート内部の空洞やひび割れを見つけることができます。また離れた場所から撮影するので、広い範囲をまとめて点検することができます。「Jシステム」は、私たちの会社が開発し製品化したシステムで、世界でも優れた診断技術です。「Jシステム」は、日本だけでなくアメリカの橋の診断にも使われています。

最新鋭の「Jシステム」

高速道路の歴史と役割

日本の高速道路は、1963(昭和38)年に初めてできました。四国の高速道路は、今から37年前の1985(昭和60)年に愛媛県で11kmが開通しました。それからどんどん高速道路は作られ、今では四国4県の県庁所在地が結ばれ移動時間も短くなりました。高速道路の特徴は、車が速く走れるように、カーブや坂が緩く交差点がありません。高速道路は人だけでなく、魚や野菜などの新鮮な食材や工場で作った品物を全国に運んだり、地震や台風などの災害があったときに、救助を支援する役割もあります。

高速道路の歴史と役割

1985(昭和60)年3月
三島川之江IC~土居IC間が開通

西日本高速道路エンジニアリング四国株式会社

香川道路事務所長 
大井 信吾さん

私たちは、高速道路を使ってくれる方が安心して運転できるように、道路の傷んだところがないかを調べたり、傷んだところを直す仕事をしています。私の働いている香川道路事務所は香川県内の高速道路を守っています。みなさんに楽しく高速道路を走ってもらうために、私たちは365日24時間見守っています。仕事は大変ですが高速道路を守ることはとてもやりがいがあります。みなさんも将来、私たちといっしょに、高速道路を守る仕事をしてみませんか。

香川県高松市花園町3丁目1-1
tel.087-834-1121(代表)

西日本高速道路エンジニアリング四国株式会社 香川道路事務所長 大井 信吾さん

取材協力/西日本高速道路エンジニアリング四国株式会社
お父さんは「高速道路のお医者さん」 カッコイイ姿に子どもたちの反応は?

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