ものづくりのお仕事

目の検査をする装置ってなあに?

取材協力/
株式会社レクザム

目の検査をする装置ってなあに?

人間は、五感(視覚、味覚、聴覚、触覚、嗅覚)で自分のまわりがどんな様子なのかを知ることができますが、その中心となるのは目を使った視覚です。
このとても大切な目の働きを守るための装置には、どのようなものがあるのでしょうか?

答え:
目がどれくらい見えるのかを検査する機械が検眼機です。

ものが見える仕組みを知ろう

外からの光は、目の中では、まずレンズの働きをする角膜と水晶体を通り、スクリーンの働きをする網膜に映し出されます。この網膜に映った光の情報が、視神経を伝って脳まで送られることで、物を見ることができるのです。

ものが見える仕組み

目が悪いってどんな状態なの?

目が悪くなる原因はたくさんありますが、ここでは最も代表的な「近視」について説明しましょう。

正視/近視

どうして近視の子どもが増えているの?

「裸眼視力1.0未満の小中高生の割合が増えている」というニュースを見たことがあるでしょうか。
視力低下で近視になる原因として、お父さんやお母さんから受け継ぐ遺伝的要素がありますが、もう一つは、外で遊ぶ時間が減り、スマートフォンやタブレット端末、ゲーム機器などが普及して、長時間画面を見続けるという生活習慣にあると言われています。目が見えにくくなると、病院やメガネ屋さんに行き、メガネやコンタクトレンズを作れば大丈夫と思うかもしれませんが、大人になるにつれて近視が進むと、「網膜剥離」や「緑内障」という目が見えなくなる病気になる可能性が高くなってきます。近視が進まないようにするためには、本やスマートフォンなどの画面などから距離を保ち、長時間見ないように心掛けましょう。

どうして近視の子どもが増えているの?

目の検査をする装置ってどんなものがあるの?

健康診断はもとより、眼科やメガネ屋さんに行って目の検査をしたことはありますか?
目の検査をする装置はたくさんありますが、その一部を紹介しましょう。

オートレフ/レフラクタ/視力表/眼圧計

これらの装置を支える技術

これらの装置を支える技術

独自の先端技術で世界へ発信

「開発好奇心集団」レクザムでは、マイクロエレクトロニクス(微細電子工学)の技術を中心として、コンピュータ、メカ(機械)、光学、高速画像処理といった広範囲な分野で、独自の先端技術を活用しています。なかでも、当社の「検眼機」は、世界80ヵ国以上で使われています。これからも、目の病気で困っている人の役に立つ製品を作り続けるために、新しいテクノロジーや発想を使って医療技術を進化させて、オリジナリティの高い「ものづくり」を香川県から世界へ発信し続けています。

独自の先端技術で世界へ発信

株式会社レクザム
生産本部第1開発部

第1開発グループ マネージャー(兼)主任研究員 
井関 裕司さん

私たちの仕事は、常に最新技術に触れられる楽しい仕事です。時にはうまくいかず苦しい時もありますが、その苦しみをチームのみんなで一所懸命に考え、解決しながら作った製品が完成した時は、とても大きな達成感を得られます。そして何よりその製品をお客さまに使って喜んでいただけることが、開発者としての一番の喜びです。今後さらなる課題に挑戦しながら、より質の高い製品を目指し、目の病気で困っている人の役に立つ製品を作り続けていきたいと思います。

香川県高松市香南町池内958
tel.087-879-3131

株式会社レクザム 生産本部第1開発部 第1開発グループ マネージャー(兼)主任研究員 井関 裕司さん

取材協力/株式会社レクザム
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