自動車整備士さんは国家資格が必要！

みなさんの家の近くにあるディーラーや整備工場。そこで働く自動車整備士さんは、自動車の構造や整備に必要とされる知識、技能を持っていることを、国が認めた国家資格者なのです。

国の法律で定められた車検（自動車継続検査）を行い、社会の安全を維持！

自動車は、製造後の年数や走行距離に応じて、エンジンなどの様々な部品が消耗してくるため、細かいところまでしっかり検査して、運転しても安全であるかを確認します。例えば、バッテリーなどの電気系統やブレーキの制御装置、タイヤ周りや、ヘッドライトなど、保安基準に沿って56項目ものチェックをします。普通車で新車の場合は3年、それ以降は2年に1度、車検を受ける義務があります。車検を受けていない車は、違反行為となり、公道を走ることは出来ないので、車検を受けることはとても大事なことです。

車の修理

ドライバーやレンチなどさまざまな専用の道具を使って、事故で故障した車を修理したり、弱った所の部品を分解して交換します。車種に応じて、車の壊れ方もさまざまなので、それに対応するために、コンピューター技術を使って考え方や診断技術を身に付けています。

安全性能はもとより、排気ガスをクリーンにする環境性能を高める技術や水素などの新しい燃料を使った車など、未来を駆け抜ける新しい車が次々に開発されています。自動車整備士さんは、こうした新しい技術を搭載した車にも対応できるように、専門的な知識と高い技術の習得に努めており、いつの時代も車に乗る楽しさを伝えています。