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自然の大切さを守り伝える仕事ってなあに?
- 取材協力/
- 環境省 高松自然保護官事務所
みんなの身近にある山、海、川。そしてそこにすむ生き物たちを含む自然は、はるか昔から残された大切な財産です。きれいな景色や自然を守り、それらの楽しみ方を伝える仕事はどんなものがあるのでしょう。
- 答え:
- “レンジャー”と呼ばれる自然保護官(環境省の職員)が、全国の国立公園を守っていくために、いろいろな活動をしているよ。
国立公園ってどんなところ?
国立公園は、日本を代表するすぐれた風景地。美しい自然を守り、みんなが親しむことができるように国が管理している自然公園の一つです。日本の国土面積約3780万haのうち、約219万ha、全国で34ヵ所が法律によって指定されています。各国立公園によって見どころが違うので、自然を楽しむだけでなく世界遺産などの歴史ある名所も楽しむことができます。
国立公園は守るだけじゃない!楽しむところ
自然が大好きなレンジャーたちは、世代を超えて「国立公園」の豊かな自然が守り続けられるようにするだけでなく、みんなにたくさんの生き物がすむ世界と触れ合える場を提供してくれています。
ビジターセンターに行ってみよう!
全国の国立公園の主なところには、自然とのふれあい方や生き物観察の仕方を丁寧に教えてくれるビジターセンターがあります。瀬戸内海国立公園の「五色台ビジターセンター」では、香川県独自の地形や生き物について学べるほか、地元産の材料で工作を楽しむことができます。また、季節ごとの自然体験イベントも開かれています。
五色台いち押しの自然を紹介!
森の中には、四季を通していろんな生き物たちが生息しています。
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オオルリ/森の中で青がさえる
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エゴノキの花/5月に花が咲き、初夏に実をつけます
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ノウサギ/可愛いうさぎに出合えるかも!
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シロジクキモジホコリ(変形菌)/粘菌とも呼ばれる生き物
日本で最初に指定された日本一広い国立公園
瀬戸内海国立公園は、1934(昭和9)年に雲仙、霧島とともに日本で最初に国立公園に指定され、2022(令和4)年で88周年を迎えました。備讃瀬戸を中心に紀淡、鳴門、関門、豊予の4つの海峡に囲まれた地域のうち、広い海域とそこに点在する島々、それを望む陸地の展望地が公園区域として指定されています。その範囲は、1府10県にまたがり、海域を含めると90万ha以上にも及ぶ、日本一広い国立公園です。大小約3000の島で構成された内海の多島海景観で、島々の段々畑や伝統的集落、港町など、人の暮らしと温かみのある景観が一体となった風景が特徴です。
環境省 高松自然保護官事務所
自然保護官
戸来 恭子さん
日本の国立公園の特徴は、エリアの中にたくさんの人が普通に生活しているところです。地域の方々や関係する人達の協力で、広大な国立公園の自然が守られてきました。これからも人と自然が仲良く付き合っていけるよう、私達の仕事を応援してください。みなさんが世界に誇れる豊かな海や森をもっと好きになってくれれば嬉しいです。
香川県高松市サンポート3-33 高松サンポート合同庁舎
tel.087-811-6227
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